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加齢とともに減少するCoQ10は体外から補給を

加齢とともに減少するCoQ10は体外から補給を。

しかしCoQ10は他の抗酸化物質と違い体内で合成される物だといっても、不足を引き起こしてしまうことがあります。
その大きな原因には、加齢によるCoQ10生産力の低下、食事からの摂取が不十分などがあります。
CoQ10は20歳を過ぎた頃から減少し始めますが、加齢が進むと生産力が低下するだけではなく、
健康上の問題が増加するためCoQ10の要求量が高くなり、その結果減少が加速すると考えられています。

CoQ10を体内で不足させないためには、食事を通して体の外から補わなければなりません。
私たちが通常の食事から摂取しているCoQ10は1日で約5?10mgですが、減少を食い止め健康を維持するには、
30?60mgを目安とすることが推奨されています。
CoQ10を多く含む食品にはいわしなどの青魚、牛や豚などの肉類、卵、ピーナッツなどがあります。
目安量を満たそうとすると、いわしならば約6匹、牛肉だと約950gの量が必要になってきます。
これでは、この量を食べ続けることが難しいばかりではなく必要以上の脂肪分とカロリーを摂取することになり、
栄養素のアンバランスを引き起こします。
また、先の食品だけではなく各種のビタミンやミネラル類があって初めて、CoQ10は体内で合成されます。
ビタミン、ミネラル等の栄養素が比較的豊富といわれるほうれん草やブロッコリー、大豆にも含まれるのですが、
すべて少量しか含みません。